学生野球未経験の42歳のおっさんがはじめてピッチャーに挑戦

こんにちは、プロ野球の始球式などで神スイングこと稲村亜美さんのピッチングを見て「カッコいい」と思ってしまう草野球おやじです。

学生野球未経験のアラフォーおやじは、稲村亜美さんほど速いボールは投げられません(涙)。あんな細い娘が100キロ超えのボールを投げられるのになぜなんでしょうね。身体の使い方ですかね。

一度はやってみたい野球の花形「ピッチャー」

野球のポジションでもっとも華のあるポジションといえば、やはりピッチャーです。ピッチャーがボールを投げなければ試合が進まないので、野球はピッチャーを中心に動くスポーツであると言っても過言ではないでしょう。

学生野球未経験のオッサンでも、あのマウンドにあげて投げてみたいと思っちゃいます。

なぜか? いやいや、目立ちたいからというわけじゃないです。

ピッチャーは一番ボールにさわれるポジションだからです。

つまり一番プレーする機会が多いということ。楽しそうじゃないですか!

というわけで、やらせていただきましたよ。ピッチャー。

まずはバッピ、とにかくストライクを入れる

野球経験ほぼゼロのおっさんは、当然、試合でピッチャーをやったことなんてありません。なので、いくらチームになじめているからといっても、ずうずうしいおやじであっても、いきなり「ピッチャーやらせてくれ」とは言えません。

まずは練習の時にバッティングピッチャー、通称「バッピ」をやらせてもらうことにしました。

「バッピ」はバッティング練習の時に、バッターに気持ちよく打ってもらうための投手です。なので、ストライクコースに投げないと話にならないです。フリーバッティングの「バッピ」はマウンドよりも近くで投げることが多いのですが(そちらの方がストライクが入りやすい)、「ピッチャーをやりたい」という野望があったので、マウンドから投げさせてもらったりしました。

打ちやすいボールを投げるので、ベルト付近の真ん中を狙います。当たり前ですが、全部狙ったところにいくわけじゃなくって、内角、外角、高め、低めにずれます。そのたびに「次はこのタイミングでリリースしよう」とか、「ちょっとプレートを踏む位置を変えてみよう」とか、「ボールへの指のかけ方を少し変えてみよう」とかいろいろと試してみます。

あと、バッティングピッチャーをやって面白かったのが、チームメイトの好きなコースとかがよく分かりますね。「インコースは苦手だな」とか、「低めを上手く拾うな」とか。なので、気持ちよく打てるポイントを探して、そこに投げられるようにすることで、コントロールの練習にもなりました。

球が遅くても制球が良ければなんとかなりそう

4月上旬の練習試合の終盤。点差もついていた負け試合の最後の1イニングを投げさせてもらいました。時間切れで、打者4人、2/3イニングで終了となってしまいました。

緊張した感じはないんですが、練習と試合はやっぱり違いますね。

まず、マウンド上でのピッチング練習の球数が少ない。少ない球数でコントロールとか微調整しなきゃいけないんですね。

なので、バッティングピッチャーの時ほど思うようにストライクが入らず、四球を2つ出してしまいました。

でも、「打たせたくない」とか「抑え込んでやる」という意識を持たず、とにかくバットに当ててもらって、あとはバックに任せようという気持ちで投げました。結果、ヒットは打たれず、アウトは内野ゴロ2つでした。

いやぁ~、楽しかった。またマウンド上がりたいですね。